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高校時代の友人と福井・石川に行ってきた。


1日目は永平寺や東尋坊、三国に。東尋坊という断崖(海岸段丘ってやつか)はなかなか良かった。風が強く天気が芳しくなかったので、尚更、「北陸らしさ」が出ていた。



ひとつ思ったこと、それは、刑事ドラマやサスペンスでよく使われるようなこんな場所は交通の便が悪く、そう簡単に来られる場所ではないということ。つまり、ドラマの設定はかなり不自然であると言わざるをえない。


2日目はレンタカーを借りて能登半島を1周する予定だった。使ったきっぷは能登半島の途中までの鉄道に乗れるので、その終点まで行き、そこから車を借りる予定だった。
しかし、震源地のすぐ近くの駅で能登半島地震に遭遇。旅程の変更を余儀なくされた。


電車を降りようとした時、やたらと車体が揺れているのに気づいた。でも、それは、多くの客が降りたことによるもの、あるいは、海沿いなので強風によるものだと思い込んでいた。しかし、揺れ方が尋常ではなく、ガタガタといった音が全方向から聞こえてきた事で、地震だと気づいた。

車体はホームよりも大きく揺れるので、急いでホームに飛び降りた。横揺れが大きく、立っているのが難しく、本能的に身をかがめた。しかし、頭を守るよりも、地面に手をついて自分を支えているのでやっとだった。階段付近にいた人たちも、手摺りにしがみついていた。
電車もホームの柱にぶつかるのではないかと思うほど大きく揺れていた。30度は傾いていたと思う。屋根や架線(電線)付近からは青い火花が散っていた。

揺れている間は、とにかく早くおさまってくれという気持ちだった。揺れは30秒近く続いていた。地震のが発生時刻があと少し早かったり、乗ってきた電車が遅れていたりしたら、列車の走行中に揺れをくらっていた事だろう。




能登半島の七尾という駅のバスターミナルで旅程修正案をみんなで議論した。その時は情報が入って来ず被害の大きさがわからなかった事から、レンタカーで行ける所まで行こうという考えもあった。しかし、電車が動く見込みのない事から、とりあえず金沢に帰ることを優先する事にした。

運よく金沢行きの路線バスがもうすぐ来る。レンタカーで金沢に戻る案もあったが、余震による道路寸断などで立ち往生した時にはバスの方が責任の所在がはっきりしているので、僕はバスを推した。(立ち往生した場合、バス会社は菓子パンくらいなら配ってくれるし、人数も多いので消防もある程度重く見てくれるだろうが、レンタカーは自家用車と同じ扱いをされてしまう。)

バスは30分くらい遅れてきたが、これを逃したらまずいだろうと思い、乗ることに。車内ではラジオが流れていて、被害状況が次第に明らかになってきた。家屋倒壊などの事実もそこで初めて知り、改めて、金沢に戻ることにして良かったと思った。


バスはトラブルに遭う事もなく金沢駅前に着いた。午後は金沢市内観光にあて、兼六園や尾山神社を見てまわった。金沢市街は2回目だったが、結構楽しめた。




知らない土地での大地震遭遇という初めての経験をし、せっかく旅行も半日潰れてしまったが、揺れに襲われた時の自分の対応を思い出し、反省点がないかどうか、今一度考えてみたいと思う。被害を受けた方がたくさんいるからこそ、今回の経験を生かしたい。
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